2017年 01月 15日
大雪どんど |
久多の小正月に催される「どんど」。
今年は大雪に見舞われました。
準備作業があった14日、積雪は約40センチ。
雪の中、住民ら十数人が設置場所の田んぼに集まりました。
高さ5~6メートルの竹を立て、根元にしめ縄などを取り付けます。
稲わらを巻きつけ、さらに乾かしてあった茅を立てかけて形を整えます。
この日は市の体験イベントも予定されていたのですが、大雪警報が出て中止に。
開業予定の農家民宿5軒ではもてなしの準備もしていたので、ちょっと残念でした。
まだ暗い翌15日の朝6時、積雪は50センチ超。
30人近くが集った「どんど」本番は、道の除雪から始まりました。
積もっていた雪を落とし、中に入れてある稲わらに点火したのは約30分後。
雪が吹き付け、風にあおられて煙が立ち上ります。
少しずつ明るくなり、雪原に炎の灯りが映えました。
ある程度、焼けてくると、子どもたちが書初めを飛ばします。
竹の先に付けて火に差し込んだ書は、燃えながら舞い上がり空へ。
最後は竹にモチをはさんで焼いたり、お酒を入れて温めたり。
焼け焦げたミカンを食べると風邪をひかないとされ、こちらもいただきました。
灰を踏むとマムシに噛まれないとも言われ、怖いので念入りに踏みしめました。
両日とも夕方は家の雪かきにも追われ、記憶に残る「どんど」となりました。
by Kyo-kuta
| 2017-01-15 21:55
| 久多